去る4月10日、i-modeの生みの親でもある夏野剛氏を委員長とし、IT国際競争力研究会 (俗称:超ガラパゴス研究会)が発足しました。
日本の財産となるような経験や知識をお持ちの方々が委員に選ばれている中で、なぜか私も21人目の委員として参加させて頂くことになりました。
DLEが取り組んできたコンテンツ事業や海外事業を通じて得た経験が、少しでも日本のITおよびコンテンツ企業の国際競争力強化の役に立てたらな...と願っております。
同日に、第一回目の研究会が開かれたわけですが、多くの記者の方々の前で初回から本当に熱い議論が交わされました。
大きな意義や激しく活気のある会議に参加できる幸せを感じつつ、実りのある、充実した時間を過ごしました。
同時に、このような白熱した議論の内容ができるだけ多くの人々に伝わり、世の中に多くのプラスの化学反応を引き起こすことがとても重要であると感じました。
ですので、これからも、機会があれば、この研究会のことをお伝えしたいと思います。
記事も色々と出てます。
http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/0904/10/news107.html
記事内写真の、メンバー構成の部分には私の名前が出ているものの、リストには漏れたりしているので、本当に21番目の委員だということもお分かり頂けると思います(笑)。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090413/328312/
最後に、同研究会の委員長による設立趣意書の内容をご披露します。
設立趣意書
日本のIT企業は潜在的優位性を持っている。特に携帯電話については、世界でも例をみない高度のサービスが実用化され、世界が日本市場をベンチマークとしている。またインターネットに関しても、インターネット普及率、ブロードバンド普及率とともに、世界のトップレベルである。さらに、コンテンツやネットサービスにおいても、米国に次ぐ、また種類によっては米国に勝るIT大国である。
しかしながら、世界的に見た日本のIT企業のプレゼンスは低い。PCにおける世界シェアで唯一5位に1社がランクイン。携帯電話機においては1社もなし。コンテンツ業界においては、米国の多くの企業が世界的に事業展開しているのに対し、日本企業で世界的プレゼンスのある企業はゼロ。
なぜこんなことが起こるのか。なぜ世界に出ていけないのか。なぜ日本国内の知見、経験を世界に持ち込めないのか。
さまざまな原因が想定される。そのひとつに「ガラパゴス論」というものがある。つまり日本だけの特異な進化を遂げ過ぎ、世界で通用しないというもの。しかし、特異であるということはそれだけ差別化ができるということであり、見方によっては強みであるともいえる。
原因には、そもそも日本の社会・経済体制の持つ特徴、企業経営の課題、過去の歴史など、複雑な要素が想定され、それらの課題を冷静に分析することによってのみ解決法が探し出されると考える。唯一分かっていることは、これまでと同じやり方では国際競争力は強化されないということだ。
本研究会では、日本のIT企業の国際競争力の強化のために何が必要か、何を変えなければいけないのかを探求し、具体的な施策案として、政府、企業に提案していく。
委員長 夏野剛